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足助町の「中馬のおひなさん」
足助(あすけ)町は、愛知県の隠れた観光名所といえるでしょう。

香嵐渓の紅葉然り、夏のたんころりん然り、そして2月から3月に掛けては「中馬のおひなさん」です。
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足助は塩を信州へ運ぶ「塩の道」の宿場町として栄えたそうです。山あいにあり、昔ながらの商家が残っており、商店街で今も商売を続けているお店が多いので活気があります。

その商店街沿いの民家がそれぞれの家庭で大切に保管してあるおひなさまを一般に公開するのが「中馬のおひなさん」です。

名古屋は結婚式の規模の大きさや引き出物の多さ、そして婚礼家具にお金を掛けることはもう有名ですよね。それが愛知県のどの範囲まで「普通」に行われているのか知る由もありませんが、足助に関して言えば、かなり名古屋の影響が残っていると思いました。
各家のおひなさんには、どの年代に作成されたのか、そしておひなさんに関する逸話が紹介されています。それを読むと、戦時中に名古屋から嫁入りした際に父親がおぶってもって来てくれたとか、最初の女の子が産まれたときに実家が送ってくれたなど。
しかし、その逸話の隣に並ぶおひなさまの大きさが、超大物ばかりなのです!
写真右の人形は4歳の女の子くらいの大きさです。
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これは大きすぎて一枚の写真に写しきれませんでした。幅が畳2畳分ほどもあります。
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この大きなお雛様の前で記念撮影した当時の写真です。
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お茶のセットなどもありました。中段の右側です。写真ちいさいかな。
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明治、大正、そして何と江戸時代のものまであります。
こちらは明治38年のもの。
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こちらは明治25年。本物の手縫いの着物を着せてあります。
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こちらは江戸時代。米屋さんに飾ってありました。
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まるで歌舞伎の舞台のよう。
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こちらはまるでお祭りのような飾りつけ。
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博物館レベルの貴重なお雛様を見せていただくことができました。しかも無料!
1軒だけ、100円の入場料を徴収して見せていただく民家がありました。人形師の方の家だそうです。ここも飾り方など参考になります。着物も一緒に飾ってありました。
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商店街のあちこちで「もち花」というものが売られていました。
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柳の細枝に色付けしたもちを丸めてペタッとつけたもの。実演もできます。華やかでお雛様の飾りにとてもよく合いました。観光客は皆さん買っていました。家のお雛様にかざるんだろうなぁ。うちにはないしなぁ。。。
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おひなさんを飾ってあるのは全部で138箇所あります。歩きやすい靴でゆっくり回って2時間くらいでした。駐車場(500円)は午後はいっぱいになるので、朝10時までに行くのがコツです。名古屋からの日帰りツアーもあるようです。
お昼ごはんを食べられる場所は少なく、すごく並んでいたので、和菓子屋さんで焼き草もちなどをつまみました。ばーばらはうすのパンやZIZI工房のフランクフルトのグリルなどの屋台もあります。食べ歩きもまた楽し、です。
足助観光協会
by shokotoyota | 2007-02-17 19:56 | 愛知県内の観光地
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